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2006年05月29日

嘘つきアーニャの真っ赤な真実

作家で、ロシア語通訳の米原万里(よねはら・まり)さんの訃報をネットニュースで見ました。
彼女の書くエッセイが好きだったので、ちょっとショックです。

ご冥福をお祈りしながら、今日は、米原万里の著書を一冊ご紹介。
実は、前から紹介したかったのですが、なかなか恋するルーマニアで紹介できずにいたので。

米原万里は、少女期をチェコスロバキアのプラハですごし、現地のソビエト学校に通学。
共産主義政権の崩壊後、級友3人を、捜し歩いた体験を書いたのが、「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」。

ユーゴスラビア人のヤスミンカ、ギリシャ人のリッツァ、そして、この表題になっているルーマニア人のアーニャとの思い出と、そして、探し歩き再開し、彼女たちから聞く、大人になった彼女たちの生活。そこから知る真実・・・。

詳しく書いて、先入観などを持っていただきたくないので、あえてあらすじ等は書きません。

ただ、ココで垣間見られるのは、ある一面からのルーマニア。
アーニャは、ルーマニアの共産党幹部の娘なのです。そのため、一般の人ではない、恵まれた階級の人たちの当時の生活ぶりや考え方など、なかなか触れる機会のないルーマニアが見れる一冊になっていると思います。

そして、国とは、国際化とは、自己とはなど、読んだ後に考えてしまうような一冊です。
嘘つきアーニャの真っ赤な真実


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posted by マリチカ at 20:02 | Comment(5) | TrackBack(0) | ルーマニアの音楽・芸術
この記事へのコメント
私も米原万理さんが好きでした。
「嘘つきアーニャ・・・」も読みましたし、他の本も読みました。
だから、今日の新聞で訃報を知ってショックでした。
もっともっと体験を語ってほしかったですよね。
Posted by yulia at 2006年05月30日 15:34
米原さんの記事につられて訪問いたしました。
ロシアに関わる日本人にも大きなショックが流れております。

ルーマニアのお話面白いですね。
ロシアブログにも是非遊びに来てください。
http://blog.livedoor.jp/knakanaka2/
Posted by ken at 2006年05月30日 16:43
本当に残念なニュースですよね。
私も実家に帰省した際、「嘘つきアーニャのー」のを含む米原さんの著書を何冊かまとめ買いしてきたのですが、本当にどの本にも笑わせてもらったり、慰めてもらったり、力をもらったりしました。

もちろん作者としてだけでなく、通訳の大先輩(言語は違いますが)尊敬していただけに、もっと長生きして頂きたかったです。

「嘘つきアーニャ」の中で再会を果たしたアーニャの思想は変わり果てていたけれど、人間基本的なところは変わらないな、と思いました。共産主義の崩壊がルーマニアや共産国にもたらしたものは実際のところ何だったのか、と考えさせられる作品ですね
Posted by Mic'o at 2006年06月01日 03:48
マリチカさんへ

お久しぶりです。久しぶりの書き込みです。

私もルーマニアに行く前に友人が「嘘つきアーニャ・・・」の本をプレゼントしてくれました。やはり、実際に現地で体験した人の話は面白く、一気に読んでしまいました。

帰国して、もう一度読み直そうと思っていたところに米原さんの訃報が入ってきて驚いているところです。

本当にもっと長生きをして頂き、いろんな本を書いて頂きたかったな〜と思います。
Posted by のんさん at 2006年06月01日 09:33
yuliaさん
私も彼女のエッセイは好きだったので、もう新しいのが読めないと思うと残念で。

kenさん
はじめまして。
ロシア関係の方にはもっとショックですよね。彼女のエッセイを読むとロシアが近く感じられて。
kenさんとこも遊びに行きますね。

Mic'oさん
Mic'oさんもお好きでしたか。
本当にもっと長生きして、いろいろな体験を読みたかったですね。

共産主義の崩壊が人々にもたらしたものについては、私も時々考えてしまうときがあります。なかなか答えは出ないですが。

のんさん
お久しぶりです。お元気でしょうか?
久しぶりの日本はどうですか?

やはりルーマニア関係では、この本は必須でしょうか。今のアーニャやその家族がどうなっているか気になっているのですが、それも読む可能性がゼロになったのは残念です
Posted by マリチカ at 2006年06月01日 22:35
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